【iPhone/ショートカットアプリ】コピーしたテキストをプレーンテキストにするショートカットレシピ
iPhoneのSafari(Webブラウザ)で文字をコピーして、メールにそのまま貼り付けるとフォントが崩れ、綺麗にメールに貼り付けられないことはありませんか?
文字が大きくなったり、小さすぎたりしてなんでだ??って思いました。
それは、Webサイトで使用されているフォント設定(スタイル設定)も含めてコピーされてしまい、メールに貼り付けた時にもそれが有効になっているために起こる現象です。
解決するためには、Webサイトのスタイル設定を解除して貼り付ければ良いのですが、専用のアプリを起動して、アプリに貼り付けて、またコピーし直す。。。。^^;;
これがなかなか面倒です。。
iOS12で「ショートカット」アプリの登場により、この作業がたったの1タップで済むようになりました!!
これからそのショートカットの設定方法をご紹介します♪
「文書電子化とは」の部分にスタイルが当たっていて、フォントが崩れています。
今回はiOS12でインストールされた「ショートカット」をいうアプリを使って、コピーしたテキストを簡単にプレーンテキストに変換する方法をご紹介します。
どんな機能?
コピーした後にこのショートカットを使うと、フォントの崩れをなくした状態(当たっているスタイルを除去した状態)でペーストできるようになります。
通常のコピー→ペーストの動作に一手間(1タップ)加えるだけの簡単操作で、コピーしたテキストをプレーンテキストに変換することができます。
ショートカットの作り方
まずは「ショートカット」アプリを起動し、「ショートカットを作成」をタップします。
ショートカット作成画面が立ち上がったら、ここに動作を登録していきます。
どのような動作を登録するかについては、下記のフローを参考にしてください。
このようにショートカットはいくつかの操作を自動で行ってくれるようにあらかじめ登録しておきます。
クリップボードを取得
この動作は「クリップボードの内容を次のアクションに渡す。」となっています。
Safariなどで文章を「コピー」するとコピーした内容がクリップボードに入っています。
この動作を行うことで、クリップボードの内容をフローの中に読み取ります。
フローの中に読み込むことで、読み込んだテキストを処理することができます。
実は「次のアクション」を「別のアプリ」に読み替えると結構便利だなということに気が付きます。
クリップボードからコピーした内容を取り出して別のアプリに渡すショートカットのサンプルを作ってみたので、よかったら覗いてみてください。
入力からテキストを取得
この動作は「前のアクションの出力からテキストを返します。」となっています。
「前のアクションの出力から」ということはこの場合、【クリップボードの内容】になります。
つまりコピーした内容です。
この処理を行うことでクリップボードから取得したテキストをプレーンテキストに変換して出力します。
クリップボードにコピー
この動作は「直前のアクションの結果をクリップボードにコピーします。」となっています。
「直前のアクションの結果」はプレーンテキストに変換されたテキストです。
それをもう一度クリップボードにコピーすることで、「ペースト」することができるようになります。
実行方法
準備
素早く実行するためにウィジェットに登録して、ウィジェットから呼び出せるようにしておきます。
ウィジェットから呼び出せるようにするためには準備することが2つあります。
ここから呼び出せるように設定することで、いちいちショートカットアプリを起動する手間を減らします。
iPhoneのウィジェットにショートカットを追加する
iPhoneのウィジェットに登録してウィジェットから呼び出せるようにします。
iPhoneのホーム画面から左から右に向かってスワイプしてウィジェットを表示します。
そのまま下までスクロールすると「編集」ボタンが出ますのでタップします。
「ウィジェットを追加」画面が表示されたら、ウィジェットに「ショートカット」アプリを追加します。
これで1つ目の準備は完了です。
プレーンテキスト変換ショートカットを登録する
次にウィジェットに表示するショートカットを設定します。
「ショートカットをカスタマイズ」からウィジェットに表示するショートカットを選択できます。
たくさん登録できるようですが、多くなると探すのも一苦労なので、私は4つに絞って登録しています。
実行
準備が終わればウィジェットに表示されている「プレーンテキスト変換」のショートカットをタップするだけで実行できます。
実行した結果はこの通りです。
まとめ
以上がコピーしたテキストをプレーンテキストにするショートカットアプリの作り方と実行の方法です。
一度作って設定してしまうと、ウィジェットから起動できますので、「フォントが崩れた!!」と思ったらホームボタンを押してウィジェットからショートカットアプリを起動しています。
ビジネスシーンでも活躍するちょっとしたショートカットでした。
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