【Google Apps Script(GAS)】Google Apps Scriptとは何か？できることと特徴をまとめてみる

2018年1月16日2020年4月12日Google Apps

「Google Apps Script」というプログラミング言語をご存知でしょうか？

Googleが提供するJavaScriptベースのプログラミング言語なのですが、導入は簡単なのに、メールの送信、カレンダーの操作、文章の翻訳など色々できて無料で使える言語です。

この記事ではGoogle Apps Scriptの特徴とGoogle Apps Scriptでできることをまとめてみました。

Google Apps Scriptとは

Google Apps Script（略して、GAS「ガス」）はGoogle社が提供するプログラミング言語です。プログラミング言語ですが、専用のオリジナル言語ではなく、JavaScriptをベースとしています。

GASでは、様々なGoogle関連のサービスを操作することが可能になります。各サービス単体での動作はもちろん、サービス同士を連携してアプリケーションを作ることも可能となります。

Google Apps Scriptの特徴

GASは他の言語と比べて、３つの魅力的な特徴があります。
この特徴があるので、これからプログラミングを始める方にとっても取り組みやすく、後述する各サービスと連携もできることで熟練のプログラマでも組み合わせ次第で色々なサービスを生み出すことができるプログラミング言語です。

・無料で使用できる
・JavaScriptベースのサーバーサイドプログラム
・徹底したクラウド志向

無料で使用できる

GASの特徴①は「無料で使用できる」です。無料のGoogleアカウントを取得することで、GmailやGoogleドライブをはじめとしたサービスを利用可能になり、Google Apps Scriptも利用できるようになります。

GASには有料で提供されている機能もありますが、サービスのラインナップは変わりません。
有料の機能では企業や組織で利用するために最適な機能が提供されています。

JavaScriptベースのサーバーサイドプログラム

GASの特徴②は「JavaScriptベースのサーバーサイドプログラム」であるということです。

JavaScriptはブラウザ上で動作する標準のスクリプト言語として使われていることに加えて、サーバー内での実行環境で動作する言語としても活用されています。

サーバー上で動作するため、PCやブラウザが立ち上がっていなくてもスクリプトを実行することができます。

徹底したクラウド志向

GASの特徴③は「徹底したクラウド志向」です。GASのプログラムの開発、実行に必要な「スクリプトファイル」「開発環境」「データ」が全てGoogleのクラウド上に存在します。

全ての開発環境がクラウド上にあるため、専用のソフトなどインストールは不要で、インターネットへ接続していればウェブブラウザを使用して利用できます。
開発環境の構築が一切不要ということになります。

Google Apps Scriptでできること

GASではGoogle関連のサービスの操作が可能となります。具体的にはどんなことができるのかを挙げていきます。

Googleカレンダー + Gmail

Googleカレンダーとメール送信サービスのGmailを連携すると、例えば今日の予定をメールで一括して送信することができます。

Googleフォーム + Gmail

アンケート募集フォームを作れるGoogleフォームとGmailを組み合わせることで、アンケートを回答してくれた方にお礼メールを送信することができます。

Googleドキュメント + Google翻訳

GoogleドキュメントとGoogle翻訳を組み合わせることで日本語以外の言語で書かれた文書を翻訳することができます。

わざわざネットでGoogle翻訳を出して、文書をコピーして貼り付けなくてもプログラムで一気にやれるのはありがたいです。

まとめ

Google Apps Scriptの特徴とできることについてまとめてみました。
日頃何気なくお世話になっているGoogleサービスですが、Google Apps Scriptを使うことでサービスの連携ができるため、サービスの幅が広がると思います。

このブログでも紹介しようと思いますので、よかったら参考にどうぞ。